多く生きるためじゃない、味わって生きるためにやってるんだ
年末年始にかけて、体調不良で苦しんでいました。
めまい、がするのです。
立ち上がったり、寝ころがると、天井がくるくるとまわって吐き気がする。
パソコンや本など、文字を見つめてもダメ。
そうなると、何をすることもできず寝るしかなく、お休みの日はずっとベッドの中、という日々でした。
めまいの怖さを初めて知った感じです。
原因は思いっきり思い当たるフシがありました。
私のことを知っている人たちは思い当たると思うのですが、普段から夜更かしばかりして、寝るのは午前1時はざら。11月からイベント準備でさらに睡眠時間は遅くなり、平均4.5時間を2ヶ月続けていました。つまり・・・寝不足ですね。寝不足は三半規管に良くないそうです。昔はそれでいけたんですけどね!もう無理はできないということだな、って思い知りました。
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コーチングを受けていると、「多く生きる」ことができるようになってくる、と自分の体験から思っています。
自分と向きあい、よく理解できるようになってくると、「何が好きなのか?」「何をやりたいのか?」が明確になります。「自分に足りてないから埋め合わせする」ために行動するのではなく、純粋にやりたいことが見つかるので、行動が軽やかになります。
また今まで気にしていた「他の人になんて思われるだろう?」「失敗したらどうしよう?」という声は、自分が作り出した幻想だと気づきます。今まで行動を止めていた障害がなくなるので、アクションにアイドリング時間がなくる感じです。
「やりたいからやっている」だと、行動の一つ一つがとても楽しく、結果的にとても多くのタスクができるようになるんですよね。
でも「楽しい、楽しい」とたくさんのことを抱えた結果、オーバーワーク状態になってしまいました。
やっている時は、ほんとに充実感にあふれていたんですけどね。
体調が悪くなってから、今回のできごとを振り返って思い出したのは「多くのことができるようになって夢中になってしまったが、本来は人生を味わって生きるためにコーチングやってるんだった!」ってことです。
コーチングでは、「今、ここ」という感覚を大事にします。
現代の人は普段、先の計画や予定のことばかり考えて、とにかく先を急ぎがち。
目の前で起きているできごとからじっくり気付きを受け取ったり、自分の「今」の気持ちを感じずに生きていることが多いです。すべてが瞬時に通り過ぎていく感覚ではないでしょうか。
でも実は、豊かなものが「今」にある。
乳がんになった時、何気ない日常がどんなに貴重なものか知りました。
日常が欲しくて、でもそれは自分には返ってこないかもしれない。そんな不安と戦いました。
次のタスクではなく、「今」に意識を向け、そこから様々なものを受け取って生きていきたいと思ってたのになぁ・・・すっかり忘れておりました。人は痛い思いをしても忘れていくものですね。
幸せな人生を生きるために、コーチングを受け、コーチングを提供しています。
あらためて「多い」ということが、自分の幸せにつながるのではない、と思ったできごとでした。
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