プロフィール

三神 良子
(みかみ りょうこ)

1974年生まれ 大阪府出身

■実績

2013年12月よりプロコーチとして活動
(2021年8月末現在)

  • コーチング時間:1700時間
  • 延べクライアント数:200人
  • ■資格等
  • 米国CTI認定 CPCC* (サーティファイド・プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ)*CTI ホームページ
  • 国際コーチング連盟認定 PCC (プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)
  • キャリアストーリー

    大学卒業後、外資系金融機関で営業をした後、コールセンターの研修チームのリーダーをしていました。厳しい目標を努力で乗り越え、メンバーにも同じことを求める日々。そんな時、上司から勧められてコーチングのセミナーに参加。今までの指導は、相手の気持ちを考えず一方通行だったと気づき、衝撃を受けてコーチングを学び始めました。

    その後、損保のコールセンターに転職。 前職での反省をもとに、「相手の可能性を信じる」コーチングの関わり方を大事にしたところ、メンバーに自信と笑顔が生まれ、主体的に行動してくれるようになりました。やがてコーチングが管理職必須のトレーニングになるなど、社内にもインパクトが広がりました。

    その可能性にますます魅せられ、2019年(45歳)に独立して、現在はフリーランスのコーチです。パーソナルコーチングをベースに、成人発達理論(大人の心の成長を紐解いた学問)の講座を提供しています。 また2021年の春より、短期大学で大学生が自己理解を深める授業も提供しています。

    その他の、今の自分を作ってくれた出来事

    コーチングの他に、人生の困難が、私の変化を導いてくれました。 最初に就職した金融機関が親会社から売却され、早期退職しなければなりませんでした。それまでの私は、社会の弱い立場の人達のことを、人ごとのように見ていましたが、いざ自分がその立場になると、とても辛かったです。「自分が今まで幸せだったのは偶然だった」とわかり、弱い立場の人の気持ちに、思いやれる自分でいたいと思いました。

    また39歳の時に乳がんになったこと。足元が崩れ落ちるような気持ちになりました。人生はいつ終わるかわからない。死ぬ時のことを考えて、行動を選択していくことが大事だとわかりました。 出来事の渦中にいるときは本当にしんどいですが、たくさんの学びを与えてくれ、成長する時でもありました。この2つには、今ではとても感謝しています。

    プライベート

    趣味

    子どもの頃から、小説やマンガを読んで、想像するのが大好きでした。今から思うと、登場人物になることで、色々な人生を体験できるのが好きだったんだと思います。今のコーチ業も同じ感覚があります。よく頭の中で、マンガのランキングを考えています。オススメがあれば、教えてくださると喜びます。

    家族

    湖面のように静かなITマネージャーの夫と、陽気な中学生男子。それぞれ個性を大事にして、お互いが好きなことを伸ばしていけるように関わり合っています。

    性格

    明るくてハツラツとした一面と、クヨクヨして気にする一面と両方あります(最後は開き直ります)。「面白い」という価値観を大事にしていて、会話の中で笑いが起きるとうれしいです。友人のコーチとラジオをしています。話している雰囲気が伝わればと思います。

    よく担当するクライアント

    テーマ

  • 自分軸を作りたい
  • 人生の岐路に立っている
  • もやもやとした感情と向き合うサポートが欲しい
  • 成長に限界を感じており、何につまづいているのか知り対応していきたい
  • 職業

  • デザイナー
  • エンジニア
  • フリーランス、コーチ
  • 組織でマネジメントをしている方
  • 経営者、エグゼクティブ
  • 特に応援したい人

    人生の半分を過ぎたこと、過去に病気で人生の終わりを意識したことから、次に活躍する世代の方、20代、30代の女性、女性リーダーを応援しています。

    また、より社会へのインパクトが大きいという意味で、経営者やエグゼクティブの方を応援したいです。リーダーのあり方が、組織の風土や文化に大きく影響します。価値観を元にした組織づくりのサポートや、人としての器を広げることを得意としています。

    インタビュー

    どうしてコーチングを始めようと思ったのでしょうか?

    コールセンターでは、応対品質といって電話を通してのお客様の接客を教えていました。オペレーターさんには、最初のころ「こうした応対をしてください」私の希望を伝えていました。
    でも、私の希望を伝えても、人は一人一人価値観が違うし、大事したいことも違います。
    そうすると例え、私の希望が会社の希望であっても、絶対に反発をする人がいるし、また私も自分の伝えたいことの”本質”を伝えられている手応えがありませんでした。
    そんなときに、会社の上司から勧められたのが、「相手から答えを引き出す」コーチングという手法でした。
    最初にCTIの基礎コースに行っただけで、会社に帰ってから、オペレーターさんと私の関係性が、距離感がグッと変わるのが実感できました。

    どんなことが距離感を縮めるポイントだったのでしょうか?

    答えを引き出すためには、相手に好奇心を向ける必要がありますよね! 自分自分でびっくりしたんですけど、それまで会社の人に好奇心を全く持ってなかったんです。
    つまり、自分の言葉を一方的に相手に伝えていただけ。
    「お給料もらっているんだから、会社の求めることに応えるのは当然でしょ」というスタンスですね。
    好奇心を持って、相手に質問すると、今まで半人前と思っていた、オペレーターさんたちが、とてもいい答えを持ってるんですよね。みんなしっかり考えている。

    自分が相手を信じることで相手が変わる、というような感じでしょうか?

    そうですね、人が可能性を持っていることに気づいた瞬間ですね。
    そういうスタンスでいくと、相手も信頼してくれて、仕事の辛いこととか、プライベートのことも教えてくれますしね。そうすると上下関係じゃなくて、仲間のようになる。
    「三神さんが言うんだったら」と決めた課題に積極的に取り組んでくれるし、私も「やって当然」じゃなくて、それに心から感謝の気持ちを持てるようになりました。すごくいい循環です。
    より正確に言うと、「三神さんが言うんだったら」というよりも、自分で決めた課題だからですね。自分事になる、主体的になるという変化がありました。

    プロコーチとして活動してきてHPを立ち上げた今、どのような想いがあるんでしょうか?

    2014年に自分が乳がんであると知って、死の淵に立っているような感覚に襲われました。
    祖母が二人とも長生きだったので、自然に自分も人生が80年続くと思い込んでいました。
    でも、そうじゃなくて・・・実はすぐ横に、隣人の顔をして死はいると実感しました。
    その時に、もしまた元気になって、何でも好きなことができるようになったら、その時はやりたいことをやって生きていきたいな、と思ったんです。

    ”命の炎を燃やしたい”と思いました。
    ”もう何となく生きるのはやめよう”って。

    そして、同じように、”命の炎を燃やしたい”と思っている人の後押しができないかなー、と思っています

    コーチングって、自分の内面をコーチと共にしっかり見て、自分の本質を理解していくことができるものです。自分が何なのかわかると、ぶれない。とても力強く生きていくことができます。
    生きている時間は限られているから、親とか世間の価値観とか、友達からどう思われるとか、そんなことに関わっているヒマはないんです。
    元々「破天荒に生きる」「小さくまとまらない」という価値観があるんですけど、病気で拍車がかかった感じです。