プロフィール

三神 良子
(みかみ りょうこ)
1974年生まれ 大阪府出身
神戸松陰女子学院大学 国分学科卒業
■実績
2013年12月よりプロコーチとして活動
(2019年12月末現在)
■資格等
略歴
1998 - 2003
大学卒業後、外資系金融機関で営業を担当。融資や飛び込みの提携先開拓を経験し、最初は数字達成に苦労しました。できる人とできない自分の差は、「トークスキル」「商品知識」以外に心の持ち方やコミュニケーションにありそう・・・とボンヤリ思いながら、明確にはわからなかった時期です。足りないところは、根性や量で乗り切っていました。
2003 – 2010
コールセンターに異動になり、教育チームのチームリーダーになりました。上から降りてくる大量の仕事から部下をどう守るのか。部下にどう納得してもらうのか。メンバー同士の関係性の調整など、中間管理職の悩みを抱えていました。
コーチングを初めて知ったのはこの頃です。会社からコーチング研修を受けさせてもらい「相手と信頼関係を築くには好奇心が大事」と知り、衝撃を受けました。それまでの自分は、相手に無関心で、仕事という共通点だけに関心を持って相手と関わっていたからです。「コーチングなら自分の悩みを解決できるかもしれない」と、一筋の光が見えたようでした。
プライベートでは、結婚、出産し、自分の家という安心して帰れる場所ができました。
2011
親会社が日本を撤退することになり、内資の金融機関に売却されることに。地方転勤が必要になったため、早期退職を選択。キャリアが中断された気持ちになり、悔しかったです。自分の価値を会社の価値に重ね合わせていたことを痛感し、個人として生きていく力を伸ばす大事さがわかった出来事でした。(なので、今ではこの出来事にとても感謝しています)
2012-2019
外資系保険会社のコールセンターに転職。子どもが小さいため働き方を変え、時短のパート研修講師として勤めました。自分の強みにするためコーチングを自費で学び、パートであっても正社員と同じ気持ちで働こうと決め、提案や企画を積極的にした結果、コーチングを管理職必須の学びにしてもらったり、海外の子会社に研修講師として派遣してもらったり。前職より伸び伸び働かせてもらいました。自分にもコーチをつけて、伴走してもらいながらのチャレンジでした。
2015年にプロコーチ資格を取得。副業でコーチを開始。自営で仕事を0(ゼロ)から作っていく経験は、 会社員として働く自分の姿勢を変えました。「朝、会社に行ったら仕事がある」状態が恵まれているとわかりましたし、事業を作っていくことの難しさが理解できるようになりました。
2019
『コーチング』という自分のやりたいことに集中してみたい、と退職して独立。日々楽しく奮闘しています。2019年5月に、国際コーチング連盟でPCCの資格を取得しました。
プライベート
一つ年下のIT業界で働いている人。湖の湖面のように静か。
2009年生まれ。道行く人全てに挨拶するなど陽気な性格。忘れ物が多すぎて母を困らせている。
コーチングを届けたい人
得意なテーマ
趣味
子どもの頃、友達に「何して遊ぶ?」と聞かれると、「寝よう!」と答える子どもでした。いつまでもベッドの中にいたいです。
よく上の方を見つめてブツブツ言っています。想像の世界で遊んでいるので、優しく見守ってください。
味噌蔵や醤油蔵を見るとドキドキします。
肩こり頭痛がひどいので、ゆるーく続けています。
39歳から一念発起。当時のTOIECは334点。(注:高校卒業程度の学力で400点程度)そこから怖くて受けてません。1日15分くらいしか勉強できてないですが、コツコツ学ぶのが面白くて続けてます。
子どもの頃からこの3つを本やネットで眺めてました。
どれも悠久の時の流れと、「自分がなぜここにいるんだろう?」という不思議な感覚が思い起こされて見てしまいます。
インタビュー
どうしてコーチングを始めようと思ったのでしょうか?
コールセンターでは、応対品質といって電話を通してのお客様の接客を教えていました。オペレーターさんには、最初のころ「こうした応対をしてください」私の希望を伝えていました。
でも、私の希望を伝えても、人は一人一人価値観が違うし、大事したいことも違います。
そうすると例え、私の希望が会社の希望であっても、絶対に反発をする人がいるし、また私も自分の伝えたいことの”本質”を伝えられている手応えがありませんでした。
そんなときに、会社の上司から勧められたのが、「相手から答えを引き出す」コーチングという手法でした。
最初にCTIの基礎コースに行っただけで、会社に帰ってから、オペレーターさんと私の関係性が、距離感がグッと変わるのが実感できました。
どんなことが距離感を縮めるポイントだったのでしょうか?
答えを引き出すためには、相手に好奇心を向ける必要がありますよね! 自分自分でびっくりしたんですけど、それまで会社の人に好奇心を全く持ってなかったんです。
つまり、自分の言葉を一方的に相手に伝えていただけ。
「お給料もらっているんだから、会社の求めることに応えるのは当然でしょ」というスタンスですね。
好奇心を持って、相手に質問すると、今まで半人前と思っていた、オペレーターさんたちが、とてもいい答えを持ってるんですよね。みんなしっかり考えている。
自分が相手を信じることで相手が変わる、というような感じでしょうか?
そうですね、人が可能性を持っていることに気づいた瞬間ですね。
そういうスタンスでいくと、相手も信頼してくれて、仕事の辛いこととか、プライベートのことも教えてくれますしね。そうすると上下関係じゃなくて、仲間のようになる。
「三神さんが言うんだったら」と決めた課題に積極的に取り組んでくれるし、私も「やって当然」じゃなくて、それに心から感謝の気持ちを持てるようになりました。すごくいい循環です。
より正確に言うと、「三神さんが言うんだったら」というよりも、自分で決めた課題だからですね。自分事になる、主体的になるという変化がありました。
プロコーチとして活動してきてHPを立ち上げた今、どのような想いがあるんでしょうか?
2014年に自分が乳がんであると知って、死の淵に立っているような感覚に襲われました。
祖母が二人とも長生きだったので、自然に自分も人生が80年続くと思い込んでいました。
でも、そうじゃなくて・・・実はすぐ横に、隣人の顔をして死はいると実感しました。
その時に、もしまた元気になって、何でも好きなことができるようになったら、その時はやりたいことをやって生きていきたいな、と思ったんです。
”命の炎を燃やしたい”と思いました。
”もう何となく生きるのはやめよう”って。
そして、同じように、”命の炎を燃やしたい”と思っている人の後押しができないかなー、と思っています
コーチングって、自分の内面をコーチと共にしっかり見て、自分の本質を理解していくことができるものです。自分が何なのかわかると、ぶれない。とても力強く生きていくことができます。
生きている時間は限られているから、親とか世間の価値観とか、友達からどう思われるとか、そんなことに関わっているヒマはないんです。
元々「破天荒に生きる」「小さくまとまらない」という価値観があるんですけど、病気で拍車がかかった感じです。