私のコーチング

はじめてのコーチング

コーチングの目的

ここでは、私が考える「コーチングの目的」について書いてみますね。
私はコーチングの目的は、「クライアントが幸せな人生を送ること」だと考えています。ただ、どういう状態が幸せなのかは、一人一人違います。ある人にとって幸せである状況も、別の人にとっては幸せとは限りません。

ところが私たちは、日常、「一般な幸せ」に縛られています。独身より結婚している方が、子供はいる方が、収入は高い方が、職業は安定している方が幸せだと無意識に考えていないでしょうか?

つまり、自分の考える幸せを追求しているわけではなく、大勢の人が「幸せ」だとすることや、「常識」と言われるもの追い求めているのです。そうすると、「本当はどうしたいのか?」という自分の気持ちが、わからなくなってしまいます。今、多くの人が抱えている「自分の人生を生きていない感じ」、「人生に対する不足感」は、そのために生まれているように思います。

コーチングは自分軸を作る1対1の対話

コーチングでは、コーチとの対話を通して自分の内面に向き合います。「正しい」答えはありません。誰かに教えてもらうのではなく、自分で自分の答えを見つけることが大事です。
そうやって自分軸を作っていくと、自分の力で様々な選択をすることができるようになります。

コーチングが優れている5つの点

1.クライアントとコーチのパートナー関係

コーチングでは、コーチとの対話を通して自分の内面に向き合います。「正しい」答えはありません。誰かに教えてもらうのではなく、自分で自分の答えを見つけることが大事です。
そうやって自分軸を作っていくと、自分の力で様々な選択をすることができるようになります。

2.自分の価値観がわかる

価値観は、その人特有のもので、自然と生き方になって現れています。コーチとの対話で、自分の価値観がわかります。価値観が言語化することは、自分軸を作ることと同じです。

生きていると、「メリット・デメリット」「正解・不正解」では、きっぱり割り切れない問題が起こりますが、価値観が行動を選択するうえでの大事な判断基準になります。

価値観を大事にして生きるからこそ、人生に納得感が生まれるでしょう。

3.視点が変わる

目の前の高い壁があって、「とてもじゃないが乗り越えられない」と思っても、別の人から見ると、壁を避けられる道があるのが見えたり、壁の下を掘るスコップが見えるかもしれません。コーチという別の人間の視点を入れることで、視野が広がり、考えに幅が生まれます。

4.行動と学習で成長が加速する

コーチングでは目標に対して毎回課題を設定し、取り組んでもらいます。
上手くいったこと、いかなかったこと、そこからの気づきを次回のコーチングでシェアし、さらに気づきを深めていきます。それによって行動を加速し、そこから受け取る学びを最大にしていくことができます。

5.『今ここ』にいることができるようになる

人が悩んでいる時は、過去への後悔と未来への不安に悩んでいることが多いものです。そうなると、『今』目の前で起きていることや、『今』の自分の気持ちには意識を向けられていません。

でも過去は変えられませんし、未来は今考えても思った通りになりません。本当の意味で豊かな人生を生きるためには、『今、ここにいる自分』を感じることが大切です。コーチはクライアントが今に意識を向けられるよう、関わっていきます。

成人発達理論とは

コーチングという対話を通して、心の成長を促すことを仕事にしていますが、『何をもって成長なのか?』というのは、知識が無ければ非常に難しいことだと思います。

小さな子どもであれば、衣食住すべての面倒をみてもらうところから、少しずつ自分でできるようになることが、わかりやすい成長でしょう。
では、すでに身体的・社会的に成長している大人の場合はどうでしょうか?

『この人、大人だな(十分成長しているな)』と言われる方の特徴としては、一般的に

  • 合理的な自分の意見があり、他者に明瞭に伝えることができる
  • 一本筋が通っていながら、思いやりや優しさがあり、器が大きいと感じる
  • 周囲の意見に耳を傾けるが、大事なところはブレない

などがあると思います。

しかし、そういった特徴があり、周囲からの信頼を得ている方も、生まれつきそうではなかったはずです。その成長の道筋を明らかにしたものが『成人意識発達理論』です。

成人発達理論の概要

成人発達理論とは、大人の心の成長を解き明かした理論で、主に欧米で研究されてきました。著名な研究者としてはハーバード大学のロバート・キーガン氏がいます。
キーガンによると、大人の心は4つのステージに分かれていて、長い場合は10年の月日をかけて一つのステージから次のステージへ成長していきます。
それぞれのステージをざっくりお話すると、

自分の欲求を満たすため自己中心的に振る舞う
他者の気持ちを考え、コミュニティの価値観に自分を合わせられるが、それが制限となって自己を表現できなくなる
所属集団の価値観を離れ、他者と尊重しつつ自分独自の価値観で生きる
自分の価値観を手放し、弱みや至らなさを全て見せ、自己と他者の成長のために生きる存在となる

と変遷していきます。読んでいただければわかるように、最初は自分だけの事を考え、優先させる姿勢から、徐々に他者も、そして自分の本質も大切にできるよう意識が変化していきます。
成人発達理論について解説している動画もありますので、ご覧ください。

意識が成長するメリット

意識が成長すると、視野が広くなり、様々な視点から考えられるようになります。他の人の気持ちが理解できるので、周囲と調和をして生きていくことができるようになりますし、一方で自分のやりたいこと、大事にしたい価値観が明確にわかります。
そうなると、話す言葉に説得力が出るので、周囲への影響も大きくなるでしょう。自分の軸を明確に持ち、「自分の人生を生きている」実感を持ちながら、周囲の人と協力して新しく物事を生み出すなど、クリテイィブに生きていくことができるようになります。

フォーカシングとは

論理や理屈で「こうしたらいい」と答えがわかっても、なぜか行動に移せない人も多いのではないでしょうか。それは「頭ではわかっても心がついていってない」状態なのではないかと、多くのコーチングセッションを通して、思うようになりました。

コーチングでの対話を通して、「本当はどう感じているのか」を探っていくのが基本ですが、言葉は「思考」を通じて生み出されるので、どうしても論理や理屈に影響を受けてしまいます。

「何か良い方法はないだろうか」とたどり着いたのが、この「フォーカシング」という心理療法です。フォーカシングは身体の「感覚」を入り口に、クライアントさんの本心を探っていく方法です。言葉と違って身体の感覚は思考の影響を受けません。ご自分の心に向き合っていただく手法の一つとして、コーチングの中に取り入れています。

「漠然とした感覚」と言葉やイメージにしていく手法

悩みがあったら胸が重くなり、焦りがあれば喉に何か詰まっているように感じることはないでしょうか。言葉にはならないけれど、漠然とした感覚や違和感を体で感じることは日常あると思います。
フォーカシングとは、この「言葉にならない何か」「はっきりしないけど気になる感じ」を言葉やイメージにしていくことで、気づきや変化をもたらせるカウンセリングの手法です。

フォーカシングの効果

「腹に落ちる」という言葉があるように、納得感と身体感覚は非常に関係が深いです。言葉になっていなかった自分の感覚を表現できると、自己理解や自己受容が進んでいきます。頭で考えるだけでは気づかなかった自分に気づき、決断や問題解決、成長に役立てることができます。
また、自分の心の動きに敏感になるという効果もあります。新しい自分に出会う方法としてワクワクとした気持ちで取り組んでいただければと思います。