全ての経験が財産

家族の死や乳がんの闘病と、たくさん悲しい思いをしてきた人生でしたが、だからこそクライアントさんの気持ちが理解できることがあります。

そんな時は、「自分の経験も無駄ではなかった」とうれしくて、対面セッションの帰り道、空を眺めて心がじんわりしながら帰ります。

 

クライアントさんの人生と私の人生が、セッションのある一瞬、交差する。

「あぁ、この人の気持ちがわかった」と「あぁ、気持ちをわかってもらえた」が同時に起こる。

そうすると場にものすごい癒しのエネルギーが広がります。

 

それはほんとに刹那のできごとで、日の出に太陽の光が水平線沿いに特別明るくピカッと光っては、朝ぼらけに変わっていくように、ほんの一瞬なんですけれども、その一瞬を味わいたくてずっとコーチングを追いかけている気がします。

 

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人は、人生の経験を通して、感じ方、考え方の幅を広げていく生き物なのだと思います。

悲しい経験を通して、新しい世界観や人間観を得たのであれば、それも自分の財産。

 

クライアントさんに対しても同じことを考えていて、悲しかったこと、辛かったことは、必ず身になり、今の自分、将来の自分を助ける財産になる(なっている)と信じてかかわっていきます。それが私のコーチングです。

 

人生の経験には、楽しいことやうれしいことも含まれますからね。

次はそっちを味わっていきたいと思います。

まだ、人生は私に借りが多いはずです。

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