心に栄養を与えたい時は

こんにちは、悲しみをチカラに変えるコーチ・北條良子です。

 

前回、「自分を楽しませるのが一番難しい」と書いてから、一体どうやったら自分を楽しませられるのかな〜?と考えてみました。

思い返せば、2年前の春に乳がんが発覚して、そこから苦難の病院・主治医選び、手術を経て、「死ぬ前にやりたいことやらなきゃ」と秋にはコーチングのプロコースに進み・・・資格を得てからも、もっと技術を磨きたい!練習しなきゃ!、とずっと「がんばる」日々。

 

仕事も家事も育児もコーチングもしながらの日々は、ギチギチとした時間の感覚とか、ガチガチとした体の感覚が常にあったような。

つまり、最初は「やりたい」から始まったコーチングが、いつの間にか「やらなきゃ」に変わっていたんだな〜ということです。ふ〜・・・

 

ここまで自分で内省して気づいて(気づくまでが長い)、「あぁ、私が2年間やってきたことって何よ?」と新たな悲しみを抱えながら、「私、今すごく寂しいんだなぁ」と思ったんです。心の奥底に寂しさがあるなって。

 

2年間、いろいろな活動に参加して知り合いも増えて。

 

でもそうやって新しい関係を作ることは、私にとっては背伸びをすることで、等身大の自分に戻る時がなかったな。

 

 

私という人間は、おっちょこちょいの忘れんぼうで、メールは遅レスで時間にルーズで待ち合わせに遅れがち、相手が話しているのにすぐに空想の世界に入って帰ってこないのに、好きなマンガがテーマだとマシンガントーク。相当適当。自己中。時にダークな悪口を言う。という自分になってなかったなぁ、と。

 

 

世間一般からみたら、「直した方いい」ところも含めて、私という人間のありのままであるわけで、そういったありのままの自分になれる(戻れる)機会が少ない2年だったのです。

 

つまり、がんばらなくてもいい自分になれる古くからの友人に会ったり、リラックスできる場に行ってなかったということ。

 

この「がんばらなくてもいい人」と、今現在何人ぐらいつながってるだろ?と考えてみて、出てきた答えは・・・「2人」。そりゃ寂しいわ!

 

外に出かけて学びや新しい人間関係を築くことは、インプットではあるけれども、同時にエネルギーの放出なんですよね。

 

 

今の自分に必要なのは、原点に戻れる、どうしようもなくだらしない自分に戻れる場だと感じてます。

みなさんが、自分の原点に戻れる場ってどんな場ですか?

 

別に誰かと一緒じゃなきゃいけないというわけじゃないと思うんです。
安心して自分をむき出しにできる場、夢中になって取り組めること。

それは小さな子供が、遊び場とお母さんの間を行ったり来たりしながら、自分の世界を少しづつ広げていくイメージに近いと思います。

 

いつでも帰れる、安心できる場があってこそ、新しい挑戦ができるように心が準備できるんじゃないでしょうか。

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